INTERVIEW - デジタル化Q&A

1.先生のクリニックについてと、現在のデジタル化の状況について

Q.病院について簡単に教えてください(保険治療・矯正の割合、スタッフ・技工士様の人数)

治療の割合は保険が6割、自費率が3、4割で院長先生と奥様先生で矯正治療も行っている。ドクター2名、技工士が1名にスタッフが数名です。院内ラボは特に設けてはいないがデジタル技工が多いので、技工士さんには助手業務も行っていただきながらデジタル技工のサポートをしていただいています。

Q.初めのCAD/CAM機器を導入されたのはいつ頃ですか?

今年で開業3年目ですが、当初から矯正のシステムを導入していました。それを用いて補綴も行っていましたが、使用する機会が増えたので他社のCAD/CAMを追加購入しました。

Q.現在クリニックで導入されているCAD/CAM関連機器について教えて頂けますか?

開業時に矯正用のシステムを購入しました。その後、ものづくり補助金を利用してCAD/CAMシステムと、ASIGA MAXという3Dプリンターを導入しました。

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2.最近導入した機器についてお伺いさせてください

Q.3Dプリンターを導入されたきっかけは何ですか?

もともと3Dプリンターに興味があり、自発的に材料や製造方式などを調べていました。その際に名南歯科貿易のYoutubeチャンネルの存在を知り、そこでASIGA MAXのことを知りました。精度も高く、積層時間も速かったのが印象的で、他社も検討したがASIGAと同程度のスペックだと高額であったことから、ASIGA MAXを選びました。

Q.ASIGA MAXの他社システムとの相性はいかがですか?

現在使用している矯正用のシステムは3Dプリンターに出力する際に非常にスムーズで便利です。しかし、そのまま出力するとインクの使用量が増えてしまうので、その場合は別なデザインソフトで再び調整をして、再出力をしています。これらの作業をより簡単に、低コストでできる仕組みを模索しています。

Q.使用頻度はどうですか?

現在プリンターを活用するケースで最も多いのは、模型の積層です。プリントした模型は、矯正時のリテーナー製作に用いたり、セラミックインレーなどのセット前の確認で用いることが多いです。また最近はじめたサービスとして矯正患者様に施術前の模型を、小さくプリントしてお渡ししています。そうすることで、矯正のBefore-Afterが一目で分かり、とても好評でした。加えてプレスした模型も、患者様にお渡ししてリテーナーが破損·紛失した際に、模型を持参していただいた方には割引価格で再製するサービスも行っています。

また歯の移植にも使用しており、レントゲンのDICOMデータからSTLデータに変換して、対象の歯牙をプリントする。それを用いて事前にシミュレーションを行うことで、施術時に患者の負担が最低限で済みました。これらの症例で活用することで、毎日プリンターは稼働していますね。

3.デジタル化をされたご感想やご意見をお伺いできればと思います

Q.デジタル化にして便利になった点やメリットは?(作業工数やコスト)

特に模型製作などのケースでは、帰宅前に準備をしておくことで翌日の始業時にはたくさん模型ができている。時間の使い方は大きく変わりました。また物理的に院内のスペース削減に大きく役立っている点も便利です。

Q.機器の導入においてかかったコストについてお話伺えますか?

はい、追加で購入した機器(CAD/CAMシステム·プリンター)においてはものづくり補助金を利用できました。一度は落選したが、二度目の挑戦で採用になり、見積価格の半額ほどで導入できたのは助かりました。

Q.CAD/CAM機器の導入前のイメージとのギャップはありますか?

完全なデジタル化はやはり難しかったですね。最後は人の手で仕上げる作業もあり、その部分は技術や知識が必要になりました。

Q.デジタル化してから、患者様やスタッフの雰囲気は変わりましたか?

患者さんからのスキャナーへの反響は大きいです。また技工物の納期も短縮されているので、その点においても良い評価をいただいてます。

Q.まわりの先生方のデジタル化に対するご様子はいかがですか?

周りの先生は比較的に持っています。最近参加しているスタディグループにおいては90%の参加者がIOSは持っていました。

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