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歯科医院経営には、幅広い知識と経験が求められます 本連載企画では、歯科領域にまつわる様々な分野でご活躍中の方々に、 多彩な経験やデータ等から導き出された見解・持論をシリーズで語っていただきます。
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今回は、いつもと変わって最近読んだ本の中で、とても勉強になった本をいくつかご紹介をさせていただきたいと思います。1冊目は『共感障害「話が通じない」の正体』(新潮社)です。著者は、『妻のトリセツ』で有名な黒川伊保子さん。昔に『話を聞かない男 地図が読めない女(アランピーズ、バーバラピーズ)』を読んで、「そうそう、そうなんだよね。男と女って違うよね」と男女差として単純に考えていましたが、それが『私の脳の障害』だったとは!
「話が通じない」という悩みは、歯科医院を運営していると日常茶飯事に起こることです。それは、患者間だったり、スタッフ間だったり。単に、女子だからなぁ、世代が違うからなぁと、立場や過ごしてきた時代背景にその根拠を見出し、ある種の諦めを持ちつつも、それでも治療を進めなければならない、スタッフを理解しなければならない訳だから、それなりにコミュニケーション力をアップさせようと本もたくさん読んできました。
それはそれで決して無駄にはなっていないけれども、根本的なところで捉え方がずれていたようです。『障害』と文字にすると「えっ」って感じになりますが、それぞれに脳が認識するフレームに違いが存在するだけとのこと。認識するものが異なれば、それに付随する感情にも大きな差が出てきます。課題は、認識フレームの異なる2人が上手にコミュニケーションするにはどうするか?どちらが相手の認識フレームを読み込み、それに合わせた対応をするか、というテクニック論になります。院長だと、その数が患者数+スタッフ数となるので、ストレスが増すわけです。具体的な対策については、まずはご一読するのが解決の早道かと。
もう一つは、『ビジネス インストラクショナル デザイン』(森田晃子氏、中央経済社)(以下BID)です。インストラクショナルデザインという言葉をどこからか見つけてきて、ネットで検索していたら、今度は「Human Performance Improvement」(以下HPI)という考え方に出会いました。「パフォーマンスを上げる」という表現自体は、よくアスリートが使っているので馴染みがありましたが、それを組織全体に活用する考えがHPIです。決して新しい取り組みではなく、すでに2005年ぐらいに日本にも導入されてきており、各種書籍も出ておりますので考え方を理解するには、数冊読んでみてください。
BIDは、組織全体のパフォーマンスを向上させるために活用するツールの一つです。以前から課題解決には『KJ法』を使っていました。自由発想的で良いのですが、具体的な問題解決ツールとしては自由すぎて、逆に少し難しいと感じておりました。その点BIDは、課題の見つけ方からゴール設定、そこまでのプロセス検討もしやすいと感じております。嬉しいことに、それぞれのテンプレートもついていますのでコピーして院内で大いに活用できるのではないかと思います。