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歯科医院経営には、幅広い知識と経験が求められます 本連載企画では、歯科領域にまつわる様々な分野でご活躍中の方々に、 多彩な経験やデータ等から導き出された見解・持論をシリーズで語っていただきます。
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健康アウトカムに重点を置いた本システムICCMS?は、①新たなう蝕の発生を予防する。②既に存在するう蝕の進行を抑制する。③初期う蝕では非切削での治療により、又は進行したう蝕では保存的な修復処置により歯質を保存する。④リスク因子を管理し、適切な間隔で患者のリコールを行いながら、定期的な経過観察と評価を行う。4つの項目の達成を目指したう蝕管理モデルを提供する。 まず、簡便なICDASう蝕分類モデルを用い、う蝕進行度のステージ分類とう蝕活動性の評価を行う。そして本システムの『個人に合わせた予防の観点から、リスクを改善し、歯質保存的な管理計画』を提供する。 また、長期的なう蝕アウトカムを改善するために医療面接、臨床検査、リスク評価および個人に合わせた治療計画の策定を行うことを目的とした(入手可能な最良のエビデンスに基づき策定された)包括的な臨床プロトコールを示す。
う蝕管理システムは、それぞれの要素が連結しつつ循環するシステムである。●図1は、推奨する実施方法を表している。この循環は、リスクに基づいたリコールの後に再スタートする。
口腔内診査にあたっては、応急処置が必要な疼痛発現部位が無いことを確認したうえで、患者のう蝕のリスク因子を評価する。
口腔内のう蝕リスクを決定するためにプラークの評価を行った上で、う蝕のステージ分類と病変の活動性の正確な評価に先立ち歯面清掃を行う必要がある。
これらのリスク因子は、う蝕リスクと関連性がある。患者のう蝕リスク(低、中、高)は、CAMBRA や Cariogramなどのシステムにより評価できる。
断の第3段階では、患者および病変レベルの両者について、前述の2要素で得られた情報を総合し分析する。これにより、各リスク(低/中/高リスク)における新たな病変あるいは進行性病変の発症の可能性、そして各病変における活動性(活動性/非活動性)や重症度(初期/中等度/重度)を統合し診断することにつながる。(●表1)
以下の要素からなり、相互に関連する。(●図2) ・患者ごとのう蝕の発生および進行リスクの管理 ・個々のう蝕病変の管理:重症度に応じた治療法を明示し、活動性が高い場合にはう蝕処置を行う。
患者のう蝕状態を再評価し経過観察するための、個人に合わせた来院の間隔を検討する必要がある。リコールの間隔は、年齢(歯の萌出パターンと他の指標)とリスク(病変レベルと患者レベル)により決める。ICCMS?では全体的なリスク管理、予防措置の評価、そして初期病変の経過観察(進行状態を確認するため)を行うためのリコール間隔と、口腔衛生に関する行動の改善を管理するための来院を区別している。乳歯列における歯冠部う蝕に関しては、患児の協力レベルと乳歯の脱落時期によりう蝕管理を決定する。