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歯科医院経営には、幅広い知識と経験が求められます 本連載企画では、歯科領域にまつわる様々な分野でご活躍中の方々に、 多彩な経験やデータ等から導き出された見解・持論をシリーズで語っていただきます。
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先日(2022年11月13日)、「2026年以降に誕生する子供たちは生涯を通してう窩を作らない」という地球規模でのゴール設定し、活動を展開しているACFF (Alliance for a Cavity Free Future) 日本支部がICCMS? e-learning 日本語版研修会を開催した。 理事長 林美加子先生(大阪大学歯学部附属病院長)をはじめ、副理事長 花田信弘先生(鶴見大学名誉教授)、理事 柘植紳平先生(日本学校歯科医会副会長)、監事 桃井保子先生(鶴見大学名誉教授)が主体となり、また、新理事には辻村傑先生(神奈川県伊勢原市)、武内博朗先生(神奈川県綾瀬市)、原元信貴先生(東京都渋谷区)、天雲丈敦先生(神奈川県横浜市)が加わり、多くの臨床医と大学関係者との間で白熱したディスカッションと活発な意見交換が行われた。 まさに、臨床・研究・教育のエキスパートが一致団結した瞬間と言っても過言ではない。 まず大きくICCMS?とACFFのポリシーについてご紹介する。
CCMS?は、International Caries Classification and Management Systemの略で、「アイシーシーエムエス」と呼びます。ICDAS(International Caries Diagnosis and Assessment System:国際う蝕診断・評価システム)というのは耳にされたことがある先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。ICDASは2005年に発表されてから17年が経った今、研究分野では主流になりつつあるう蝕診断システムであり、ICDASにう蝕管理分野を発展させたものがICCMS?である。ICDASもICCMS?もカリオロジーの世界的権威が集まって作成された。 また、ICCMS?は健康増進と歯質保存を目的として、健康アウトカムに重点を置いたシステムである。本システムでは、ICDASう蝕分類モデルの様式を用いて、う蝕の簡便な進行ステージ分類と病変活動性の評価を行い、個人に合わせた予防の観点からリスクを改善し、歯質保存的な管理計画を提供する。
もそも、我々ACFF日本支部が掲げている「う窩を作らない」に対し、なぜ「う蝕を作らない」ではないのか?幻想的で非現実的な活動では?と見受けられる先生方も多いのではないでしょうか。「う窩を作らない」としている理由として、う蝕病変が脱灰と再石灰化のダイナミックな挙動を示すことを強く意識した上で、「う窩」をターゲットとすることにより、世界的に実現可能なゴールを設定しており、より現実的な目標を掲げている。 またACFFの特徴として、地域ごとにチャプター(支部)を設立し、地域のう蝕の特性を正確かつ詳細に把握して、関連する団体の参加を促し、それぞれの地域が臨床的、経済的さらには心理的にも受入れやすく、継続できる方策を立てることを推進している
予防歯科医院のためのICCMS?の導入、意義についてご紹介する。