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歯科医院経営には、幅広い知識と経験が求められます 本連載企画では、歯科領域にまつわる様々な分野でご活躍中の方々に、 多彩な経験やデータ等から導き出された見解・持論をシリーズで語っていただきます。
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1月末に3年間の任期を満了し勤務医が退職した。今後はご実家の歯科医院で勤務することになる。この日が来るとわかっていても寂しいものである。勤務医の教育については誰もが悩むところであろう。私もいつも試行錯誤である。国家試験の準備があり学生時代に臨床に携わる時間が短いためか、患者と接することで身に付く空気感、コミュニケーション力と言うのは以前よりやや劣るのかもしれない。しかし総じて真面目な若手歯科医師が多いような印象を受ける。これはとても素晴らしいことである。 難関な国家試験を突破し、いざ臨床の現場に出ると学ぶことがたくさんある。エンド、ペリオ、補綴、外科、インプラント、矯正…1つを突き詰めるだけでも相当な時間がかかることを一般開業医は広く学ぶ必要がある。それを全て教え切る!というのは短い時間ではほぼ不可能である(効率よく指導できる先生はいるかもしれないが…)。資料収集、治療計画の立案、患者への説明…どれも簡単なことではないが患者とのコミュニケーションはとても難しい。歯科医院で患者と起こりえるトラブルの多くはコミュニケーションギャップによるものであると私は考えている。治療が始まらなければトラブルは起こらない。しかし一旦治療が始まり、治療計画が患者の本当の望みではなかった場合には関係性が拗れてしまうことがある。 前回のFEEDNOTE(No48)で篠田和明先生が述べていた「時間をかけて患者さんの本当の意思を汲み取ることが大切である」「1つの診断においても治療法は様々である」まさにその通りである。虫歯があるから削りました、歯がグラグラだから抜歯です。虫歯を削る前に、なぜ虫歯になったのか、なぜ歯の動揺が大きくなったのかの原因を考えることが大切である。そのためにはその歯だけではなく全体像を把握する必要もあるだろう、また患者の背景や過去の治療歴を知ることも非常に重要である。 そして最も伝えたかったことは自己研鑽を継続することである。この3年間はコロナもあり、対面での外部セミナーがほとんどなかった。オンラインセミナーの良さもあるが、外部研修会での多くの方との出会いは貴重な経験、財産になる。人との出会いがモチベーションを上げ、次の学びへと繋がっていく。振り返ると今の自分の歯科医師としての根幹はそこにある。 さて、日本臨床歯周病学会第41回年次大会が6月24~25日に福岡国際会議場で開催される。昨年に続き今年も海外からゲストスピーカー、国内からも著名な方々が登壇される。歯周治療、インプラントと臨床的なトピックスが多く、開業医にとっても参加しやすい学会である。コロナも明け、久しく学会に参加されてない方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。